鼻欠け恵比寿と魁皇関

平成13年6月19日伊勢神宮相撲場で合宿中の大関魁皇が浜島を訪れ、恵比寿神社(鼻欠け恵比寿)に参拝しました。
かねてより「鼻を欠く(人に先んずる)」と魁皇関の「魁(さきがけ)」は相通ずるところがあることから、この恵比寿像の鼻をお守りとして送って来た所、魁皇関の精進の結果、昨年の名古屋場所で、みごと大関昇進を果たし、また今年の大阪場所では優勝して綱取りに大手をかけました。しかし今五月場所では腰を痛め無念の休場。
来る名古屋場所では、何としても綱取りに向けて、好結果をと、再スタートの決意も固く、宮司の祈祷(きとう)の後、大関自ら豪快に恵比寿像の鼻を取り、この鼻をお守りとして木箱に入れて持ち帰りました。

名古屋場所中、このお守りは魁皇関の明け荷に納められ、魁皇関は八日目に早くも勝ち越してカド番を脱出、十四日目には宿敵武蔵丸を破り見事に幕内最高優勝をかざりました。

   

   

   

   

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